白壁奈々さん
(沼津市)
2014年5月30日から、6月2日までの4日間。沼津市大手町の呉服店、マルト白壁本店で東日本復興支援の展示会が開かれました。
この展示会の模様を今年、入社したばかりの白壁奈々さんがリポートしました。
この展示会は、「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」が中心となって、全国20箇所ほどの呉服店などで、開催しているものです。
内容は、ダウン症を乗り越え、その力強い「書」で人々を感動させている金澤翔子さんの書道展。
そして、「東日本大震災の被災地の女性たちの手仕事展」、「ねがい桜の奉納」です。
金澤さんと協議会は、もともと交流があり、共に被災地支援を行おうと手を取り合ったものです。
加えて、協議会では、被災地に着物を送り、被災者の皆さんの手仕事作品の素材として、再利用してもらっています。
このことで、被災者の皆さんは、やりがいと収入を得られ、喜ばれているそうです。
そして、被災地で亡くなったり、行方不明になった方、18,550人分の「桜」を陸前高田市の普門寺に奉納しようという「ねがい桜」も、寄付された着物で作られています。
沼津市でも、来場者の皆さんが、「被災地の人々にためになれば」と大切な着物を寄付してくれたということです。
着物の価値が分かる奈々さん、寄付してた皆さんの気持ちの深さに感謝していました。